2017年08月08日

連続青酸死公判 筧被告、二転三転「喫茶店で私があやめた」→「

 京都や大阪、兵庫の3府県で起きた連続青酸死事件で、夫や内縁関係の男性ら4人に青酸化合物を飲ませ殺害したなどとして、3件の殺人罪と1件の強盗殺人未遂罪に問われた筧(かけひ)千佐子被告(70)の裁判員裁判の公判は7日午後も京都地裁(中川綾子裁判長)で開かれた。午前に続いて被告人質問が行われたが、本田正徳さん=当時(71)=の殺害を否定するなど午前中と食い違う説明をする場面が目立ち、回答は二転三転した。

 午前の審理で筧被告は、いったんは質問に「答えません」としながらも、本田さんの殺害を認めた。だが、動機を「自分より先に付き合っていた女性と比べてお金の差別があった」と説明。これは夫の勇夫さん=同(75)=事件とほぼ同一の内容だった。

 午後は裁判官から質問があり、殺害場所を尋ねられると、筧被告は改めて「喫茶店で私があやめた」と殺害を認めた。さらに「(毒入りのカプセルを)健康食品と言った」とし、本田さんがカプセルを口の中に入れる瞬間を「確認している」とも述べた。

 だが、再度弁護側の質問になると、事件当時は「(本田さんに)会ったかどうか、はっきり覚えてない」と一転。「本田さんを殺したと思っていません。本田さんを殺したイメージがわいてこない」と午前の供述を翻し、「本田さんはお金も持っていないし、私が殺してもメリットがない」と動機のないことも述べた。



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